結婚の弊害

 

 

わたしが最近旦那の実家に

行きたくない専らの理由は

わたしに子どもができない劣等感。

 

まあわたしが勝手にそう

感じてしまっているだけなんだけど。

 

旦那の実家は親戚付き合いが濃い。

さすが田舎って感じで。

 

引っ越してから旦那の実家が

俄然近くなった。

 

週末の実家には必ず義母の妹と

従姉、従姪が来ている。

 

わたしもお邪魔したことは何度か。

 

今は育休中の旦那の姉と甥っ子もいる。

 

年末になれば従弟夫婦も集まる。

この従弟夫婦にもついこの間

子どもが生まれた。

 

そんな中で子どもに恵まれないのは

私たちだけになった。

 

わたしからしたら惨めで

ただの晒し者でしかない。

 

旦那の姉が妊娠した時

義父母はそれはそれは喜んでいた。

 

そりゃ自分の初孫だし当然だよね。

 

なんせ旦那の姉は元々子どもが

できにくい体質だったらしく

子どもができない代わりにと

犬を飼い始めたほどだった。

 

それもそれでこちらのハードルが

上がるだけで義姉に子どもができないのに

自分の子どもをこれ見よがしに

実家に連れて行くなんてマウント取ってる

みたいで嫌だなんて思っていたんだけど

 

そんな不安はいらなかった。

 

旦那の両親は初孫の嬉しさ相まって

わたしにも子どもは早いうちに

できた方がいいよ!なんて

ありがた迷惑な言葉をかけてくれた。

 

普通に傷ついた。

 

でもそれを旦那に話すことなんて

流石にできなかったよね。

 

甥っ子が無事に生まれた今や

嬉しそうに世話を焼く義父母を

見ていると義姉に子どもができて

これでよかったんだなと心底思う。

 

旦那も実家に帰ると楽しそうに

甥っ子と遊んでいるみたいで。

 

婦人科で特に何も指摘されたことがない

自分にはまだ子どもができなくて

神は理不尽だなと利己的に思う。

 

だから旦那の実家には肩身が狭い。

 

義姉はそんなわたしに

少し気づいているようで。

 

義母によくコストコ

誘われるんだけど

そこに育休中の義姉と甥っ子も

参戦するようになった。

 

ある時、義母がいない間に義姉から

お母さんたち色々言うかも

しれないけど気にしないでねと。

 

まさかそんなこと言われると

思ってなくて泣きそうになった。

 

旦那なんか一生気づかないのに。

 

わたしの立場を理解してくれる

人物がいてくれたことが

唯一の救いかもしれない。

 

大丈夫ですと笑って誤魔化した。

 

本当は全然大丈夫じゃないけどね。

今年の年末も憂鬱でーす。